top of page

京都のお庭と外国人庭師

8月も後半に入りましたね。京都の別荘、別邸、旧宅を巡る企画が今月末まで実施されているということで、仕事の合間に「旧三井家下鴨別邸」と「無鄰菴」に行ってきました。

無鄰菴の庭園カフェでお抹茶と最中アイスを

旧三井家下鴨別邸

下鴨神社の南側に位置する旧三井家の別邸で、重要文化財に指定されている貴重な空間です。夏の特別公開として8月27日まで通常非公開の母屋の二階が公開されています。

「玄関棟」「主屋」では、ガイドの方たちが三井家の歴史や建築物について丁寧に説明をしてくださり、展示物や各部屋のつくりをゆっくり眺めることができました。


和風建築の中にも洋風のモチーフが散りばめられていて、庭を眺めることのできる主屋1階や特別公開されていた2階部分ももちろん素敵だったのですが、レトロモダンでかつ木の温かみがある洗面所やお風呂場にまでときめいてしまいました。


風が通るたびに風鈴が鳴ります@旧三井家下鴨別邸

無鄰菴

旧三井家下鴨別邸の後に向かったのは東山エリアにある無鄰菴です。

(おとなりには京都市国際交流会館「KOKOKA」があります。)

無鄰菴の庭園は七代目小川治兵衛により作庭され、国の名勝に指定されています。

お庭を散策したあとは、庭園カフェでお抹茶と最中アイスで休憩。

通り風が気持ちよく、緑あふれるお庭を眺めながらいただく冷たいお抹茶は格別でした。


水は琵琶湖疏水から引かれています@無鄰菴

龍安寺や建仁寺の石庭も心落ち着く空間ですが、季節の花が楽しめ、水の流れを楽しめる池泉庭園もいいなあと改めて思いました。


さて、外国人の方が日本で庭師として働きたい場合、在留資格はどうなるのでしょう。


現在、「庭師」に該当する在留資格はないのですが、技能実習制度の職種には「石材施工」(石材加工、石張り)があり、「造園作業」も関連業務として含まれています。また、「永住者」や「日本人の配偶者等」の身分に基づく在留資格を持つ方であれば、就労制限を受けないので庭師として経験を積み、働き続けることが可能です。そして、「外国人庭師」というと日本人に帰化したスウェーデン出身の村雨辰剛さんが有名のようですね。(帰化されているので、「外国人」ではないのですが!)


紫野行政書士事務所では、ビザや在留資格のほか、帰化を検討されている方のご相談にものります。お気軽にご連絡くださいね。

bottom of page